
デザイナーの山口絵理子です。 作っている時のインスピレーションの原点やこだわりを ご紹介いたします。
デニム素材は私にとって、普遍的な唯一のファッション素材だと思っていて、より本格的にやりたいとずっと思っていました。
インド出張で訪れたアーメダバードのデニム工場から、「気温と湿度と水」の関係性でデニムができ上がることを聞いた時は、私自身感動しました。一つの素材から、様々な濃淡の青が表現される様子を目の前で見て、天然素材の化学反応だなと。
厚さと濃淡と、加工の3つで生まれるデニム素材は、今後のERIKO YAMAGUCHIのアイテムとして、長い付き合いになっていくでしょう。
いろいろ見た中で今季は、明るい青と中間の青と春夏らしいものを選択しました。商品が出来上がってからデニムを洗うため、出来上がった商品は一度西インドに送り、またコルカタに送り返し、梱包する。そうしたやりとりもインドならではだと思います。

アシンメトリーのデザインは昨年から継続しながらも、今季はドルマンスリーブではなく、平面のパターンにポンチョタイプのデザインを取り入れました。

2024年の秋冬コレクションテーマの「NOMADIC」からの旅人感も継続。仕立てに使用する生地量が多くなりましたが、春夏の軽い素材との掛け算で、重くならずにお洋服を仕上げることができました。
ショート丈のデニムアウターは、オール青で見せるとコーディネートにまとまり感があって素敵だと思います。

Matou Poncho Denim
マトウポンチョ デニム
¥51,700(税込)
















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