インド最大手生地メーカー、Raymond社から新しく調達した生地、Ornelloは今季を 代表するウール生地です。
前回のAWのコレクションは、Royal softの生地の質感に非常に惹かれましたが、 やはり生地分量を使うスタイルになるとTrouseringの生地と同様に、「重量」にやや懸念がありました。

その中でOrnelloの生地は、Royal softの生地よりも少し薄手で、軽く、 リクエストに見事に答えてくれた生地。まるで空気を含んで、柔らかさを加えたようなこの素材に魅了されました。

その中でも、Deep greenは、旅の中で迷い込んだ深い森の湿った大地を想像させるような感覚で、 直感として美しいと感じました。

このワンピースは、まずゴムの部分を作成。そこから、トップスとワンピースを展開していきました。

最初はOxfordの白黒で作ったのだが、開発を進める上で、 このデザインはナチュラルでリラックスした印象を持つため、 素材は逆にモードなタイプのものか黒がバランスが取れると思いました。

Ornelloはそうした意匠にピッタリのモードさを加えてくれる。このワンピは、 デイリーユースの代表となる気やすさと、適度なデザイン性を備えています。